​Before
​昔はクリーニング屋さんだった、この物件。
​After
​ 古民家風にリノベーションし、「黒ベンガラの家」と名付けた。
 “ベンガラ”とは、土から取れる成分(酸化鉄)で紅殻、弁柄ともいわれ、防虫、防腐の機能性がある。経年変化に強く、日光による褪色がないことも特徴で、人体にとって無害である天然素材。

 玄関と2階の壁材に“珪藻土”を使用。

珪藻土とは、海や湖などの水辺に生息する植物性プランクトン(珪藻)の死骸が海や湖の底に蓄積され、化石化したものを細かく砕いたもの。

 調湿効果・消臭効果・空気清浄・吸音効果・防火性に優れている。

 床材には吸放湿に優れている、桐材を使用。吸放湿に優れているだけでなく、柔らかく、温かい。

​【玄 関】
こちらの石は、長崎市内では何気なく、頻繁に目にしているものを再利用したもの。何だか分かりますか?
​(ガタゴト…チンチン…と音が聞こえてきそうな)
​【1 階】​

​ 1階と階段の壁は塗装せずに、木材の模様をそのまま活かした壁に。

 この階段、リノベーション前から使用していた階段。着色せずにそのまま使用。

階段の一部拡大写真

 木は使いながら、年月が経つ程、更に丈夫になっていく。

​【2 階】​
​台 所
​以前は1階にあった台所。
現在は2階に移動。
​写真右側に見える扉は2階の入り口扉。
​扉のアクセントにステントグラスを。
​クローゼット
​ 珪藻土を使用したところは、わざと鏝斑(こてむら)が残るように仕上げた。
​ 鏝斑(こてむら)が壁の模様となり、古民家のような雰囲気をつくりだす。

​ 一部の壁には、リノベーション前よりあった竹小舞を大工が丁寧に洗い、縄で編み直したものを使用。

​ 竹小舞の下の部分に間接照明を​付けている。お部屋全体の照明を消しても、竹小舞を照らし、やわらかな雰囲気を作り出す。

 もともと、2階の天井はある家だった。

 今回、リノベーションを行い、天井を外し小屋組みが見える天井へと変わった。

 ​天井を外すことで開放感がうまれる。

 

 シーリングファンは上方に溜まりやすい暖かい空気と下方に溜まりやすい冷たい空気を循環させることで冷暖房の効率を上げて節電することができる。

 夏は涼しく、冬は暖かく過ごすための工夫である。

​Before
​After